公演・募集情報

主催

シンポジウム「災害と演劇を考える―繋げる・繋がるために―」

2025年1月5日(日)14:00~16:30

2025年1月、阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えます。1994年4月に設立されたピッコロ劇団は、震災翌月から県内の避難所に演劇を届ける「被災地激励活動」を行い、また同じく県内では震災に直面した演劇人たちによる多数の取り組みがありました。震災から30年が経った今、経験を共有し、演劇界の次世代へと<繋げる>場をつくります。


一方で、東日本大震災や熊本地震、そして能登半島を襲った地震と豪雨―今日に至るまで、日本各地で災害が発生し続けています。各地域で演劇を通して災害に向き合う方々をお招きし、知見の共有をはかるとともに、我々はいかに災害と対峙し、<繋がる>かを考えます。

開催日時

2025年1月5日(日)14:00~16:30

会場

ピッコロシアター 中ホール
〈オンライン配信あり〉

料金

参加無料(要申込)

プログラム・登壇者

【第1部】阪神・淡路大震災におけるピッコロ劇団および社会的・文化的な状況について
〈進行・解説〉長沼隆之(神戸新聞論説副委員長)
孫 高宏(ピッコロ劇団)
森 好文(ピッコロ劇団)


【第2部】各地域での取り組み
野々下 孝(ARCT代表/仙台)
松岡優子(SARCK代表/熊本)
東川清文(金沢市民芸術村ドラマ工房ディレクター)


【第3部】ディスカッション「災害があったとき、演劇に携わる我々には何ができるのか」
〈進行〉ののあざみ(大阪市立芸術創造館館長)
八巻寿文(せんだい演劇工房10-BOX二代目工房長)
野々下 孝(ARCT代表)
松岡優子(SARCK代表)
東川清文(金沢市民芸術村ドラマ工房ディレクター)
原 竹志(ピッコロ劇団)

登壇者プロフィール

長沼隆之

1967年、西宮市生まれ。90年、神戸新聞社入社。阪神総局、文化部、社会部、姫路支社編集部次長、報道部次長兼編集委員、報道部長を経て2021年3月から現職。94年のピッコロ劇団創設時に文化部で演劇担当。95年の阪神・淡路大震災で自宅が全壊し家具などの下敷きになった。その後も災害・防災報道を記者、デスクとして担当。兵庫県政キャップも務めた。24年に防災士資格を取得。

孫 高宏

大阪府出身。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業後、文学座附属演劇研究所を経て、1994年ピッコロ劇団設立時に入団。翌年の阪神・淡路大震災では、避難所に演劇を届ける「被災地激励活動」に参加。演出を手掛けた「間違いの喜劇~現夢也双子戯劇~」は第68回文化庁芸術祭賞〈演劇部門〉優秀賞受賞。第15回・20回関西現代演劇俳優賞男優賞受賞(2012、2017)。

森 好文

兵庫県出身。立命館大学産業社会学部卒業後、劇団人間座を経て、1994年ピッコロ劇団設立時に入団。翌年の阪神・淡路大震災では、避難所に演劇を届ける「被災地激励活動」に参加。平成27年度尼崎市民芸術奨励賞受賞。

野々下 孝

大分県出身。仙台シアターラボ代表・俳優・演出家。大学卒業後、劇団山の手事情社に入団。2009年に拠点を仙台に移し、2010年に仙台シアターラボを設立。2016年よりARCT代表。国境なき劇団のメンバー。平成25年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。平成30年度文化庁芸術祭優秀賞(SENDAI座☆プロジェクト『十二人の怒れる男』)

松岡優子

平成28年熊本地震後、アートを通じてまちや人の再生・復興に寄与するために熊本演劇人有志でSASHIYORI Art Revival Connection KUMAMOTOを結成。
SARCK代表/舞台俳優(yum yum cheese!)/演出家/ダンサー(MASH)/舞台制作者(Sulcambas!)/荒尾総合文化センター ディレクター/(有)ステージ・ラボ プロデューサー/平成音楽大学 講師

東川清文

1978年石川県金沢市生まれ。俳優・介護福祉士・企画・ワークショップデザイナー。1997年より俳優活動開始。2003年上京し、俳優、制作として活動。2015年石川県に戻り、翌年に演芸列車「東西本線」を結成。「演劇×○○」を掲げて文学・福祉・教育などと演劇要素を掛け合わせて多方面に展開。2021年から金沢市民芸術村ドラマ工房ディレクターに就任。

ののあざみ

大阪市出身。俳優。
2011年解散まで劇団Ugly duckling所属。その後も関西小劇場を中心に活動を続け、2020年5月福岡と熊本の俳優と共に劇団yum yum cheese!を結成。
俳優業と並行し、2022年4月より大阪市立芸術創造館館長に就任、現職。また、国境なき劇団事務局長として能登半島地震における支援活動に従事している。

八巻寿文

舞台照明家、美術家、防災士
「せんだい演劇工房10-BOX」2002年開設(2006年より二代目工房長)
「せんだい3.11メモリアル交流館」2016年初代館長
「蒲生なかの郷愁館」2024年3月に開設した産・官・民による被災地域伝承施設のコンセプト設定、現在も企画・運営に携わる
「国境なき劇団」として3月から能登との関係を継続

原 竹志

兵庫県出身。ピッコロ演劇学校卒業後、2002年ピッコロ劇団入団。ピッコロ劇団公演では出演のほか台本、演出を手掛け、関西小劇場の公演にも多数参加。2023年、台本・演出をつとめたおでかけステージ『タラレバ幽霊とタカラの山』を、せんだい演劇工房10-BOXにて上演。第26回関西現代演劇俳優賞大賞受賞(2024)。

申込み

会場参加

  • ピッコロシアター事務室 (9:00~21:00 月曜休館※祝日の場合は翌日)
  • 電話 06-6426-1940 (9:00~21:00 月曜休館※祝日の場合は翌日)
  • ▶申込フォーム

オンライン視聴

主催等

兵庫県立ピッコロ劇団設立30周年記念/阪神・淡路大震災30年/ピッコロ文化セミナーラボ〈7〉

主催:兵庫県立尼崎青少年創造劇場
後援:兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科
協力:国境なき劇団

文化庁文化芸術振興費補助金 劇場・音楽堂等機能強化推進事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会

お問い合わせ

ピッコロシアター TEL:06-6426-1940 FAX:06-6426-1943
〒661-0012 尼崎市南塚口町3-17-8 (月曜休館、祝日の場合は翌日)

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公演概要

開演日時
2025年1月5日(日)14:00~16:30
会場
ピッコロシアター 中ホール *オンライン配信あり
チケット
参加無料(要申込)
発売日
11月15日(金)申込受付開始
連絡先
ピッコロシアター 06-6426-1940

ピッコロシアターについて

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