公演・募集情報
兵庫県立ピッコロ劇団第72回公演 ピッコロシアタープロデュース「脚気にしやがれ!~近代日本最悪の病「脚気」奮闘記~」
2022年2月18日(金)~20日(日)
明治以降、突然猛威を振るい、昭和初期に至るまで年間1万人以上の死者を出すほど流行した近代日本最悪の病、脚気。
人々は原因究明に奔走する。
陸軍医・森林太郎のちの鷗外を終生悩ませたのも、この謎の病だった。
いかにして彼らは病に対峙したのか―?
関西で活躍する演劇人の力を結集して上演するプロデュース公演 第13弾!
・会場入口での検温時37.5度以上の発熱がある方や、マスク着用のない方はご入場をお断りさせていただきます(マウスシールド不可)。また、手指消毒にご協力ください。
・発熱や風邪の症状のある方や体調がすぐれない方は、来場をお控えください。
・来場時に、「兵庫県新型コロナ追跡システム」へのご登録をお願いいたします。
・感染状況の変化によって、急遽、公演の中止や内容を変更する場合がありますので、ご了承ください。
・ご来場前にピッコロシアターウェブサイト掲載の▶〈ご利用の皆様へ〉、または兵庫県立芸術文化センターのウェブサイト掲載の▶〈当センターをご利用のお客様へ〉をご確認ください。
作・演出
G2
何となく手に取った「脚気の歴史」という小冊子を読んだ衝撃を忘れません。
「えーっ? こんなことがあったのか? 知らなかった!」これは芝居になるかも。でも大変そう。まあ、いつか機会が来たら……と、うやむやになりかけていた矢先、世界がコロナに襲われました。誰の発言が正しいのかわからない。病気に対する漠然とした恐怖。日本の医学・政治に対する不信感。その騒ぎの中で「これってどこかであったような」既視感と衝動が湧き上がりました。
そうなのです。明治から大正、昭和にかけて脚気という病に翻弄された日本人と、今のコロナ騒ぎとなんと共通項の多いことか。日本人は同じ愚行をくり返そうとしているんじゃないか? 今こそ、この題材を芝居に書くべきではないか? でも、どう考えても何十年という時を描き、壮大な群像劇になってしまう。この企画を受け入れてくれる劇団はないものか……劇団……劇団?
そんなわけでピッコロ劇団さんの賛同を得て実現することになりました。
最初に感じた衝撃と衝動をそのままに作り上げてゆく所存です。
人間はなんて愚かで哀しく、でも捨てたもんじゃないぜ人間。そんな風に思える芝居になります。きっと。
〈プロフィール〉
舞台演出家・劇作家。
1987年、大阪の演劇ユニット「売名行為」の演出で舞台演出デビュー。升毅との劇団「MOTHER」の活動を経て、2013年まで演劇ユニット「G2プロデュース」主宰。現在は劇作・演出に専念し、2011年に新作歌舞伎『東雲烏恋真似琴』で大谷竹次郎奨励賞を受賞。『マイ・フェア・レディ』を始めとするミュージカルの翻訳・訳詞も手掛けるなど多岐に渡る制作活動を行っており、自由な発想の作品創りで、常に話題を提供し続けている。
近年の作品にミュージカル『ゴヤ』(原案・作詞・脚本)、新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』(演出)、『羽世保スウィング・ボーイズ』(作・演出)、『ハロルドとモード』(上演台本・演出)など。ピッコロ劇団とは、2016年『天空の恋〜谷崎と猫と三人の女〜』(作・演出)に続く2度目の創作となる。
公演日程
2022年
2月18日(金)18:30
2月19日(土)11:00/16:00
2月20日(日)11:00/16:00
*開場は開演の45分前
〈上演時間〉約2時間30分(休憩15分含む)
※当日券は、開演1時間前より会場前の受付にて販売いたします。なお、事前のご予約は各回前日まで承ります。
会場
〒663-8204 兵庫県西宮市高松町2-22
阪急西宮北口駅南改札口すぐ JR西宮駅より徒歩約15分(阪急バス7分)
出演者
〈ピッコロ劇団員〉
岡田 力
〈大久保利通・都築甚之助・将官お偉方3・患者3〉
亀井妙子
〈新島八重・遊女1〉
木之下由香
〈赤松貞・ナース5〉
谷口 遼
〈森篤次郎・患者8〉
浜崎大介
〈緒方惟準・患者5〉
原 竹志
〈長与専斎・将官お偉方2・患者2〉
平井久美子
〈林つる・ナース1〉
風太郎
〈遠田澄庵・将官お偉方4・患者7〉
堀江勇気
〈土岐頼徳〉
三坂賢二郎
〈森林太郎〉
森 万紀
〈大山捨松・遊女3〉
森 好文
〈高島鞆之助〉
吉村祐樹
〈賀古鶴所・患者1〉
〈関西俳優陣〉
楠見 薫
〈森峯子・ナース2〉
坂口修一
〈堀内利国・患者4〉
村角ダイチ
(THE ROB CARLTON)
〈長谷川泰・小金井良精・将官お偉方1〉
市瀬由宇
〈小金井喜美子・遊女2・ナース4〉
酒井高陽
〈石黒忠悳〉
柴野航輝
〈重地正己・島根くん・患者6〉
竹内宏樹
〈寺内正毅・将官お偉方5〉
三田みらの
〈堀内九重・ナース3〉
スタッフ
美術=柴田隆弘 照明=松本大介 音楽・アコーディオン演奏=佐藤史朗 音響=Alain Nouveau 衣裳=中村洋一(東京衣裳) かつら/メイク=(株)丸善 演出助手=眞山直則 舞台監督=政香里沙 舞台監督補=永瀬由二(ISCplayer[s]) 演出部=橘 義、鈴木あぐり イラストとチラシデザイン=チャーハン・ラモーン 制作=新倉奈々子、河東真未 制作助手=大段満里子、大西岳音
料金
全席指定(税込)
一般 4,500円
大学生・専門学校生 3,000円
高校生以下 2,500円
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※ピッコロサポートクラブ会員は会員種別により招待または1割引
発売日
12月21日(火)
予約方法
【ピッコロ劇団】 12月19日(日)ピッコロサポートクラブ会員先行予約開始
- ピッコロシアター窓口/電話 ▶06-6426-8088(9:00~21:00 月曜休館、祝日の場合は翌日)
- メール ▶gekidan-p@hyogo-arts.or.jp
★メールアドレスをクリック(タップ)すると以下が自動入力されます。
タイトルを「脚気にしやがれ!」としてください。
記入事項 ①ご予約者氏名 ②電話番号・住所 ③ご観劇日時 ④券の種類・枚数 ⑤観劇する方全員の氏名
※1週間以内に返信がない場合はお問い合わせください。
【芸術文化センターチケットオフィス】 12月19日(日)芸術文化センター会員先行発売開始
- 0798-68-0255(10:00~17:00 月曜休館、祝日の場合は翌日)
*窓口での販売(残席がある場合)は12/21(火)より
*兵庫県立芸術文化センターでのご購入時には、来場者把握のため、先行予約会員(無料)へのご登録をお願いしております。なお、お一人様2枚までとさせていただきます。
【その他チケット取り扱い】
公演に向けた取り組みとお願い
- 出演者・スタッフは毎日検温し、健康状態を確認します。手洗い、うがい、手指の消毒を徹底します。
- 設備の消毒や換気を徹底します。
- 案内スタッフ・舞台スタッフは全員マスクを着用します。
- 上演では、出演者はマスクやマウスシールドは着用いたしません。公演前の適切な時期にPCR検査を受検する等、一層の体調管理に努め公演に臨みます。上演時以外は、全員マスクを着用します。
- 客席前方列は使用せず、舞台から客席の距離を2メートル以上確保します。
- 出演者とのご面会やプレゼント等はご辞退申し上げます。何卒ご了承ください。
主催等
主催:兵庫県立尼崎青少年創造劇場/兵庫県/兵庫県立芸術文化センター
後援:公益社団法人兵庫県栄養士会
協力:(株)キューブ、創造Street、西北活性化協議会、PREG(株)、(株)舞夢プロ、(有)ライターズ・カンパニー、(株)リコモーション
文化庁文化芸術振興費補助金 (劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
お問い合わせ
兵庫県立ピッコロ劇団 TEL 06-6426-8088 FAX 06-6426-1943
〒661-0012 尼崎市南塚口町3-17-8 (9:00~21:00 月曜休館、祝日の場合は翌日)
舞台写真・アンケート
公演概要
- 開演日時
- 2022年2月18日(金)~20日(日)
- 会場
- 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
- チケット
- 一般4,500円、大学生・専門学校生3,000円、高校生以下2,500円
- 発売日
- 2021年12月21日(火)※ピッコロサポートクラブ会員先行予約、芸術文化センター先行発売は12月19日(日)
- 連絡先
- 兵庫県立ピッコロ劇団 06-6426-8088