公演・募集情報
【アーカイブ配信中】ピッコロシアター文化セミナーラボ〈3〉『クルト・ヴァイルの音楽世界~「三文オペラ」の仕掛け~』
様々な切り口、ユニークな方法で舞台芸術の魅力を深堀りする〈ピッコロシアター文化セミナーラボ〉
第3回は、ピッコロ劇団公演『三文オペラ』の上演にさきがけて、『三文オペラ』の音楽を手掛けたクルト・ヴァイルにスポットを当て、ヴァイルの音楽世界を探ります。
台詞とソング(劇中歌)で物語られる『三文オペラ』。クルト・ヴァイル(1900~1950)によって手掛けられたその音楽は、初演から大ヒット、現在も世界中で愛好されています。中でも、ジャズのスタンダードナンバーとして知られる「マック・ザ・ナイフ」は、広く親しまれたメロディでありながら、このお芝居の曲だと知らない人も、実は多いかもしれません。
今回は、音楽学がご専門でクルト・ヴァイルの研究者である大田美佐子さんを講師に迎え、人々を魅了してやまないクルト・ヴァイルの音楽の魅力に迫ります。
アーカイブ配信
開催日時
2023年1月21日(土)10:00~11:30
会場
ピッコロシアター 小ホール
プログラム・講師
- 〈レクチャー〉
講師:大田美佐子 (神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授/『クルト・ヴァイルの世界―実験的オペラからミュージカルへ』(岩波書店、2022年)著者)
現在、神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。専門は音楽文化史・音楽美学。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。学習院大学大学院人文科学研究科ドイツ文学専攻博士前期課程修了。ウィーン大学大学院人文科学科博士課程修了。ハーバード大学音楽学部客員研究員など。著書に、『クルト・ヴァイルの世界─実験的オペラからミュージカルへ』(岩波書店、2022)、『世界音楽の本』(共著、岩波書店、2007年)、「ブレヒトと日本の作曲家たち─林光と萩京子のブレヒト・ソング」(『ブレヒト詩とソング』市川明編所収、花伝社、2008年)、“US Concert Music and Cultural Reorientation during the Occupation of Japan”(Carol J. Oja との共著、Sounding Together 所収、University of Michigan Press、 2021)など。舞台、音楽評論の分野でも活動。ミュージック・ペンクラブ・ジャパン会員。
- 〈トークセッション〉
大田美佐子
松本 修(MODE主宰/『三文オペラ』台本・演出)
演出家。1955年、札幌市生まれ。劇団文学座の俳優を経て、1989年に演劇集団MODEを設立。チェーホフ、ベケット、ワイルダー等の海外戯曲を独自のワークショップで再読、再構成する。2000年代はカフカの小説を多数舞台化。MODEは2016年より活動休止していたが、2020年『魚の祭』で再始動した。読売演劇賞優秀演出家賞、同優秀作品賞、千田是也賞、紀伊國屋演劇賞個人賞などを受賞。2022年3月まで近畿大学文芸学部芸術学科教授。
2023年2月、ピッコロ劇団第75回公演 ピッコロシアタープロデュース『三文オペラ』の台本と演出を手掛ける。
料金
参加無料・要申込(先着50名)
主催
主催:兵庫県立尼崎青少年創造劇場
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
お問い合わせ
ピッコロシアター TEL:06-6426-1940 FAX:06-6426-1943
〒661-0012 尼崎市南塚口町3-17-8 (月曜休館、祝日の場合は翌日)
公演概要
- 会場
- ピッコロシアター 小ホール
- チケット
- 参加無料(要申込・先着50名)
- 発売日
- 12月17日(土)申込受付開始
- 連絡先
- ピッコロシアター 06-6426-1940